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2022

引退ブログ もあ

こんにちは!

今年度主将を務めました、もあです。


まず初めに、今年度神戸大学女子ラクロス部に携わって下さったコーチの方々、応援してくださった全ての皆様に、心より感謝申し上げます。

多大なるご支援、ご声援、本当にありがとうございました。


さて、4回生13人で繋いできた引退ブログもついにラストとなりました。

同期みんなのブログが素敵すぎて、そのトリを務めるのは非常にプレッシャーですが、4年間を振り返って今思うことをありのままに書かせてもらおうと思います。



ここ数日ずっと、引退ブログ何書こうかなと4年間を振り返っていましたが、やっぱり1番に頭に思い浮かぶのは、「女ラクが大好きでたまらない」ということです。


またそれかい!と言われてしまいそうですが、本当にこれに尽きる4年間でした。


この4年間で、立場も環境も大きく変わりましたが、振り返ると、どんな時も根源には常に「チーム愛」があったなと思います。


今となってはラクロスが好きになりましたが、正直なことを言うと、入部してしばらく、ラクロスという競技自体があまり好きになれませんでした。


元バレー部で接触プレーをやってこなかったので、

ATの時には「何で当たってくるの!痛い!」

DFの時には「真っ直ぐ走ってくる人に追いつけるわけないやん!」

と理不尽に怒っていたことを今でも覚えています。

また、思うがままに本能的に動きたい私にとって、考えてプレーすることが求められるラクロスは窮屈で、難しくて、何だか好きになれずにいました。


この他にも、悪夢にうなされるくらい辛いこと、逃げ出したくなることは多々ありましたが、4年間ラクロス部を辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。


それはやっぱり、女ラクのこと、そして女ラクのみんなが大好きだったからです。 

「大好きな皆と勝って喜び合いたい、大好きなこのチームに貢献したい」

練習に取り組むのも、自主練をするのも、そして育担をするのも、これが常に私のモチベーションになっていました。


だからこそ、主将になってからもずっとずっと、しつこいくらいに「チーム愛」という言葉を使い続けました。

例えラクロスが好きになれなかったとしても、

伸び悩んで苦しんでいたとしても、

目標を見失い、モチベが下がっていたとしても、

一人一人の根底に「チーム愛」があれば、

しんどい時にあと一歩踏ん張ろうと思えるきっかけになるのではないか、もっと言えばそう思えるきっかけになってほしい、と思っていたからです。


今年一年は、この「チーム愛」に加えて「全員ラクロス」にもこだわっていました。

全員ラクロスは本来、ベンチメンバー20人のうち誰が試合に出ても遜色ないチームを作るといった、戦術的な意味合いでした。


しかし、いつの間にか私の中の全員ラクロスは、更に欲が深まり、「誰一人として置いてけぼりにすることなく、部員全員とコーチさんが皆、同じ熱量で同じ方向を向くこと」という意味に変わっていました。


これらのこだわりががどれだけチームに良い影響を与えられていたのかは正直分かりません。


下回生にも上回生と同じ熱量やレベルを求めてしまい、部活以外にもたくさんやるべきことがある中で、しんどい思いもさせていたと思います。


シーズン途中は、全員ラクロスにこだわる一方で、勝てるチームを作らないといけない。

この2つのバランスを取るのがすごく難しかったです。

結局「全員で」とか「チーム愛」って綺麗事でしかないのかな、「全員ラクロス」を押し付けるのは自分たちのエゴでしかないのかな、と心が折れそうになったこともありました。


でも、最後の園女戦で、ベンチもスタンドも一体となった「全員ラクロス」を体現できたこと、これは私にとって一生忘れられない試合になりました。


本気で関西制覇したかったし、FINALの試合を見て、「あぁ、ここに立ちたかったな」という悔しさ、羨ましさは絶えなかったけれど、

全員ラクロスができたこと、そして引退の時にみんなから「22チーム大好き」という言葉を聞くことができて、報われた気持ちになれました。


それは紛れもなく周りのみんなのお陰だし、本当に22チームは愛に溢れたチームだったなと思います。

この愛というのは漠然とした「チーム大好き!」といった気持ちだけではなくて、自己犠牲ができる人ばかりでした。


時間外で委員会活動や新歓・育成の仕事をしてくれる人、

ビデオ撮ったり、時間測ったり、データ取ったり、献身的に練習をサポートしてくれる人、

チームのためを思って厳しい言葉を発してくれる人、

毎日練習できるグラウンドを確保してくれる人、

倉庫を掃除してくれる人、

OGさんや保護者の皆さんと連絡を取ってくれる人、

SNSやライブ配信で女ラクの活動や魅力を発信してくれる人、

大きな声援でパワーを与えてくれる人、


挙げ出したらキリがないけれど、チームの為に、チームを想って動ける素敵な人ばかりでした。



4年間部活をやる中で、自分の存在意義を見失ってしまうこともあるかもしれません。私も実際にそのような時期がありました。

でも、真面目にひたむきに努力していたら、必ずその頑張りを誰かが見てくれているし、必ず誰かにプラスの影響を与えると思います。

実際に私も、いつもみんなの存在や頑張りが原動力になっていました。

本当にありがとう。


チームへの貢献の仕方なんて何通りもあるし、それぞれの貢献があるからこそ、今こうして神大女ラクが一部の舞台で戦うことができている、ということを忘れないで欲しいです。


それでも、もし辛くなってしまった時は、

『人生、死ぬこと以外かすり傷』

ぜひこの言葉を思い出してください。

私はこの言葉がすごく好きで、抱えている悩みがすごくちっぽけなものに思えてきます。


悩みがあれば、仲間に相談すれば良いし、あとは頑張っている自分を盛大に褒めてあげてください。

引退して早々、朝起きられなくなって堕落してしまった今、改めて思いますが、

週5日もめちゃくちゃ早起きして、更に5分間走までして、そして練習もして…

それだけでも本当に偉すぎます!



これからもみんなでお互いに支え合って、私たちが「いいなぁ?」と羨むくらいの強くて良いチームを作ってください。

私たちはずっと神大女ラクを応援しているし、22チームが届かなかった「関西制覇」を達成してくれるのを楽しみにしています。


「できっこないをやらなくちゃ」ですね!


4年間、最高に幸せでした!

最後の青春を、ありがとう!!


#55 もあ


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